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深名線、1994年7月の思い出(8)そして終着深川へ(完)


長々と続けてきました
今はなきJR北海道の深名線の旅、
いよいよ最終回となりました。

名寄方から始まった
深名線全線完乗の旅、
途中朱鞠内での5時間にも及ぶインターバルを挟み
いよいよ最終ルート
朱鞠内から深川へ進みます。
駅員さんのお見送りシーンまではこちらをご覧ください。
https://railrailrail.xyz/深名線、1994年7月の思い出(7)朱鞠内駅旅立ちま/
さて
先ほど歩いて到達した共栄を過ぎ
添牛内に到着。

ここからの乗客は誰もいなかったと記憶しています。
この先幌加内あたりだったと思うのですが
同業の方が乗ってきました。
背にはザック
肩にはモードラのついたcanonNewF-1。
この頃はFD派とEF派がまだ半々ぐらいだったでしょうか。
私はド近眼だったのでさっさとEF=EOSに手を出してましたが(^ ^;;

途中から乗ってくる方々を見かけるようにはなってきましたが
車内はご覧の通りでした・・・。

自分を含めて乗客4人。
優雅な北海道ローカルを満喫するには最高の状況ですが
JR北海道的には・・・という感じでしょう・・・。
夏休み前の7月とはいえ
なかなかに厳しい状況だったといえます。
さて
そんなことはお構いなしに
キハ53はどんどん歩を進めます。

80キロ近い道のりを経て
終着・深川に到着です。

人影まばらな時間帯でしたが
何本もあるホーム
頭の上の架線
そんなところから
大きな街に戻ってきた感がこみ上げてきました。
・・・歩き疲れたのか、本当に数カットしか撮ってませんでしたね。
疲れと窓からの風に癒されまくってたのだと思います。
しばらくキハ53を見ていたら
あっという間に構内の外れの方に移動してしまいました。

今日はあと朱鞠内までの1往復が残っていたはず。
そのための休養、というところでしょうか。
これが深名線関連の最後のカットです。

この1年と少しののちに
深名線は廃止となってしまいました。
最終日も行こうと思えば行けたのかもしれませんが
ヘッドマークつけて
普段見たこともない長大編成を組み
普段いるはずもないほどの人混みにまみれる
そんな最終列車は・・・なんか違うよな・・・
そういう神経の人間なので
あまり最終日の追っかけの経験はありません。
この深名線もしかり。
逆に
こんな普段の姿の方が
記録に値すると私は思っています。
あぁ
いいフィルムが出てきた♪
多少は深名線の雰囲気、伝わりましたでしょうか?
本当は春夏秋冬
できれば雪にまみれたところも見たかったですが
真夏の爽やかな光景もまた良しかな。
ひと夏の記録として
死ぬまで永久保存ですわ(^ ^;;

というわけで
8回に及んだ
1994年7月の深名線の旅、終了でございます。

1994年7月
深名線 添牛内、函館本線 深川 他
canonEOS5 EF20-35mmF3.5-4.5 USM


1回から7回の記事は以下からご覧ください。
https://railrailrail.xyz/category/過去ポジ・深名線の旅・本編/

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