北国街道今庄宿、北陸本線特急が行き交う

JR西日本

北陸本線敦賀の2つお隣の駅・今庄です。
1962(昭和37)年の北陸トンネル開業前までは
杉津経由の峠を越えるために補機を養う機関区もあったとか。
その名残の給水塔が今も健在なのはちょっとした感動でした。

トンネルの開通とともに補機も機関区もなくなり
今度は
新幹線の開通とともに往来する特急がなくなります。
新幹線の車窓からは
この今庄の街も
この給水塔も見ることはできなくなるでしょう。
こういう駅に立ち寄ると
新幹線開業って本当に良かったんだろうか?
の念を少なからず感じます。
ビャーっと早く行けても乗り換え必須。
イケイケどんどんな数十年前のバブルな時代だったらそれでも良かったかもしれませんが
生活サイクルも変わり私も歳食った今の時代は
トロトロ辿っても乗り換えなし、の方がいいなぁ(^ ^;;
ときに思います。
本当の便利ってなんなんだろう?って。
新幹線開業前は
え?そんなところまで?
というような街にまで
直通の特急や急行が乗り入れていたものです。
スピードよりも乗り換えなしの利便。
コロナや人口構造の変わった今こそ
分割民営化以降、スピードアップや効率化ばかりが重視されていた目線を
ちょっとずらしてみる必要もあるのではないか
そう思う昨今です。
高速道路ばかり整備したって
運転できる人は限られてます。
遍く移動の利便性を享受するには
今後のこの国の鉄道のあり方も
考える時期に来ていると思いますが???
・・ちょっと風呂敷を広げすぎました。
名残惜しんで
今の今庄でしか撮れない光景を。

給水塔とのカットも押さえておかなきゃね。

新幹線開業は2年後。
それまでにまた再訪したいなぁ・・・。
そう思った今庄駅訪問でした。

2022年3月21日
北陸本線 今庄
canonEOS R5 RF24-105mmF4L IS USM

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