芸備線をゆく(3)新見への雪道を辿る

JR西日本
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大雪区間運休で
思いがけず下車することとなった
芸備線東城。
予定では
3441D快速で備後落合まで下って行き
442Dで戻ってくる予定だったのですが
この日は備後落合〜東城が運休、
東城始発に変更となった442Dで新見に戻ることとなりました。
キハ120の最後部に陣取って備後落合方を見てみると
線路上には雪が積もっていました。

本当だったら積もるはずのなかった雪。

新見に向けて出発です。

さすがに
エンジン直下だったところには
雪、ありませんね。
おぉ
空も明るくなってきたなぁ・・・

・・・と思ったら

すぐに雪が舞い上がり始めました(*_*)
もう風景は霞んでしか見えません。
山の影、藪の中に入るとこんな感じです。

ひらけた!
と思ったら、1駅目・野馳です。

野馳、開けた平らな土地、という意味だそうです。
だから住んでいる方も多いのでしょうか、
東城では3人ほどしかいなかった乗客が
ここで一気に増えました。
十数人乗り込んできたのはみな女子高生。
座席も半分以上埋まりました。
地図を見たらこの駅から岡山県。
やはり学区の都合?なんでしょうか?

驚いたのがその静かさ。
多少のキャピキャピ(表現古いな)は覚悟していたのですが
漫画で言うところの
「し〜ん・・・」
と言う状態。
ディーゼルエンジンの音しか聞こえません。
そう
みな携帯に夢中なようで・・・(^ ^;; ま、いいけどw
車窓に戻りましょう。
2駅目、
先ほど真っ暗闇の中でも交換があった矢神。
今回も上下列車の交換がありました。

互い違い式のホーム。
タブレットを使っていた時代の名残でしょうね。

3駅目、市岡。

4駅目、坂根。

右に左に片面ホームの駅が続きます。
山中の細道を越えると・・・

伯備線と合流する備中神代に着きました。
ここでEF64の牽くコンテナを待たせて先行します。

3本の線路がまとまってきたと思ったら・・・

トンネル突入!

ここまではどの駅もコンスタントに数名ずつの学生さんの乗車がありました。
が!
さすがにこの駅では乗降ゼロでした。

布原。
伯備線の駅でありながら
伯備線の列車は1本も停まらないというちょっと変わった駅。
確かに
キハ120しか停まれなさそうですね、この短いホームは。
私よりも年長の諸先輩方で
D51の3重連を撮りにここに降り立ったことがある方もいらっしゃったりして?w
自分も10年くらい早く生まれてたら
やっぱり来てたかもなぁ・・・
などと考えていたら
新見駅1番線に到着です。

自分はとっとと降りて
もう何枚か撮ってるんですが・・・
・・・皆さんなかなかおりませんねぇ・・・
おーい、学校遅れるぞぉーwww
隣の2番線には昨日乗ってきた姫新線に向かうキハ120の2連が
さらに隣の5番線には伯備線の黄色い115系が待機していました。

おぉ
1日が動き始めてるなぁ・・・
と感じそうですが
実は
さきに乗った芸備線の1番列車が出発する前から
新見駅はもうすでに慌ただしく始動していたのでした。
次回は
早朝真っ暗な中で動き始めていた新見駅の様子をお届けします。

2022年12月19日
芸備線 東城〜備中神代、伯備線 備中神代〜新見
canonEOS R5 RF24-105mmF4L IS USM

コメント

  1. Jay より:

    いつも拝見させて頂いてます。
    布原、行きましたよ(笑)。小学4年だったかな?
    前日に新見に泊まりましたが、旅館はどこも満杯で予約できませんでした。
    うまく親戚筋からの伝手で何とか宿泊することができましたね。
    当日の布原に止まる気動車は超満員で、布原駅も当時はもっと簡素なホームで人があふれてました。駅近くで山の持ち主さんのところで入場券を買って、線路際(今ならアウト(^^;)を歩いて有名な撮影地に到着しましたが、カーブのアウト側はすでに超満員でイン側から撮りました。
    三重連と交換する気動車から一人降りてきて、必死に走っているのがみんなから笑いを誘っていたのを覚えています。

    • oridon より:

      Jayさん
       実体験のある方からコメントいただけるなんて、ありがとうございます。
       布原、行かれましたか!いい体験されてますねぇw
       話で聞くのと自分の目で見たのでは、やはりその興奮具合の伝わり方が異なるでしょうね。
       この日はさすがにどこにも人影はありませんでしたが、コメントしていただいた時代を想像しながらの通過でした。

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