オホーツク海沿いを南から北に向かって進んでいます。
鉄道ファンにとってはなんとも寂しい地域です。
地図を見れば一目瞭然ですが、
網走から稚内まで、
オホーツク海を眺めながら走るような線路は
一切なくなってしまいました・・・。
いろいろ調べてみると
昭和30年代でももうすでに乗客は少なく
早くもレールバスが導入されていた路線もあったりして
そもそも鉄道を敷かねばならなかったのか?
という疑問さえ出てきます。
でも
当時の陸上交通の覇者は鉄道でしたから、
かつての路線網は然るべき姿だったのかもしれません。
令和の現代は
それをトレースするように
有料無料問わず高規格道路がどんどん作られています。
交通の主役の変遷を見る思いですね。
で、
オホーツク海沿いの国道238号を北上しています。
浜頓別を出、猿払を過ぎ、
ぽちぽちと小さな漁港が現れては消えを繰り返し、
いよいよ電柱と道路以外の人工物がないような景色になってきました。
雨や風は明け方よりもさらに強く。
空も不気味な様相です。
これで心細くなるなという方が無理ですわ。
そう思っていたら久しぶりの看板。
「宗谷岬」の文字。
あぁ
とうとうやってきた。
日本最北端の地。
宗谷岬。
最北の大地に立ちました。
が、
画面に入ってしまった傘の雨粒の状況でわかるかと思いますが、
まぁとにかく風雨が強い強い。
もっといろいろ撮りたかったんですが、
自分がずぶ濡れになる
カメラがぶっ壊れる
どちらにしてもよろしくない状況になりそうなので
必要最低限しか撮れませんでした・・・とほほ。
というわけで
今度は日本最北端の駅に向かいます。
なぁに、宗谷湾沿いにすぐだろう。
・・・と思ったら・・・え?
30kmもあるの・・・?(汗)
土砂降りの雨の中歩を進めること数十分。
雨の稚内駅に着きました。
朝9時前でしたが気温12.5℃。
思ってたほどは寒くありません。
雨も降っているので
ガラス張りの駅舎に入ってみました。
シンプルでキレイで機能的。
・・・旅情はないけど(おい)。
ガラス越しにみると
本当の線路の終端が見えました。
こうやって見せられると
やはり西大山にも行ってみたくなってくるなぁw。
列車本数が少ないのを逆手に取った
注釈たっぷりの時刻表。
曜日によって走ったり走らなかったりの
特急サロベツの案内は必須でしょうね。
たまにはまなす・ラベンダー編成も入ってくるから
注意が必要ですね。
サハリンとの連絡船の兼ね合いで
変遷の歴史が長くなっている稚内駅。
目的地、というより
中継基地の役割の方が大きかったようです。
宗谷本線(キハ54)が
いろいろなものから必死に逃げてます。
よく見ると敵の側に撮り鉄まで入っちゃってるじゃないですか・・・泣。
今回私も被害に遭いましたが、
周り見てない暴走族がいますからねぇ、気をつけて行動してくださいよ。
本来右側じゃなくて左側にいるべきなんですから。
さて
まだ朝なので少しロケハンしようと思います。
2024年10月19日
宗谷本線 稚内
Apple. iPhone14
#宗谷岬
#稚内駅
#日本最北端
#宗谷本線
#RAILRAILRAIL
コメント