石炭の積出し港、製鉄の街、
そんなイメージのある室蘭。
実は立ち寄ったのは初めてでした。
特急で東室蘭を通ったことはありましたが
この突端部には行っていませんでしたねぇ・・・。
最近の特急すずらんのニュースでも
時折室蘭の名前が出ていたので気になっていました。
で、
念願の駅弁・母恋めしを無事購入したあと
室蘭駅見学となりました。
今現在、室蘭駅って2つあるんですね。
1997年に役目を終えた登録有形文化財にもなっている3代目の和風な駅舎と
1997年から使用しているモダンな作り?が特徴の4代目の駅舎。
とりあえず古い順に行ってみよう
ということで
3代目の駅の方からお邪魔してみることにしました。
駅の真正面、八幡坂を登った室蘭中央通りからの眺めです。
広大な敷地とSLが保存されているのがわかります。
では、坂を下りて駅舎の正面へ。
立派な駅舎ですね。
かつての室蘭の街の力のありようが伺える気がします。
威風堂々という言葉が似合います。
入り口脇には解説板がありました。
「炭鉄港」という言葉は初めて聞きました。
北海道を支えてきた
石炭、鉄道、製鉄、港湾。
室蘭は全てとご縁がありましたね。
栄えて然るべき環境にあったことがわかります。
数日前に士幌線幌加駅跡でも見かけた
登録有形文化財のプレート。
あちらは第01-0152号でしたが
こちらは第01-0009号。
北海道にはいったい幾つの登録有形文化財があるんでしょう?
中に入ってみます。
かつての駅としての設備は皆とっぱらわれて
観光協会、バスの待合所が入っていました。
奥の方に室蘭駅関連の展示が集められていますね。
ガラスケースの中にはこんなプレートがありました。
今さいたまの鉄道博物館に展示されているC57 135ですよね、
これを牽いていたのは。
このさよなら列車の特番を見た記憶があります。
山口百恵さんが乗っていて、確か停車駅を1つずつ消していっていたような。
もう50年前かぁ・・・。
と思っていたら、そのことを解説しているボードもありました。
そして
こちらにも目が釘付けになりました。
広大な構内を誇っていた頃の構内配線図。
55年11月12日現在、とありますが昭和でしょうか。
今の1面2線からは想像もつかない陣容ですね。
その広大な時代を知っているであろうSLが
駅舎脇に保存されていました。
大事に保存されています。
車体下に潜れるようになっているのはなかなかないですよね。
ここに線路がたくさん敷かれていたんだろうな、と
かつての栄華を偲びながら
次は現役の4代目の駅に行ってみようと思います。
2024年10月21日
室蘭本線 旧室蘭
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