旧士幌線跡をたどる(3)十勝三股を探せ

JR北海道
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今回の北海道旅行の目的の1つ。
筆頭と言ってもいいでしょう。
旧士幌線のタウシュベツ川橋梁を見ること。
崩壊までもうわずかではないのか?
そんな情報を見てしまい
ささっと行ってしまいました。
前回はそこまで。

で、
せっかく奥地までやってきたので
士幌線の跡をもう少したどってみようと思います。
タウシュベツ川橋梁に続く林道から再び国道273号に入ります。
しばらく行くと
幌加除雪ステーションがありました。
広い駐車場に停めさせていただこうと思ったのですが、
ふと
建物の奥に空き地?があることに気づきました。
行ってみると・・・

いかにも・・・な空間。
よく見ると奥に線路?
クマ鈴鳴らしながらさらに進むと・・・

幌加駅の跡でした。
ここはこんなに線路がキレイに残されているのか。

いつ列車が来てもおかしくないくらいの佇まいでした。
ホームにはこんな銘板も付いていました。

「登録有形文化財
 この建造物は貴重な国民的財産です
 文化庁」
とありました。
鉄道の構築物が文化財とされることは嬉しいことではありますが、
過去の文化財としてより
現役の輸送機関として称賛されてほしいですよねぇ・・・。
この辺りでのそのお役目はもう過去のものとして
今までご苦労様でした、的な意味合いもあるのかもしれませんね。
さて
士幌線はここが終点ではありませんでした。
線路跡もまだまだ先に続いています。

カーナビとツーリングマップと風景と
見比べながら進んでいるのですが・・・

これじゃわかりませんw。
・・・どこが終点・十勝三股だったのだ?・・・
ふと
バス停発見!

ありました。
十勝三股バス停。
おそらく士幌線十勝三股駅もこの辺りにあったのではないかと思われます。
道路の反対側を見ると
そちらにもバス停がありました。

ノースライナーみくに号。
バス停に付いている時刻表が読めると思いますが
1日1便のようです。
あとで調べてみたら
みくに号は帯広と旭川を結ぶ北海道拓殖バスによる路線バス。
音更、士幌、ぬかびら温泉、十勝三股、層雲峡、上川と通っていくようです。
上川を目指したけれど成し得なかった士幌線が昇華したようなルート。
もし士幌線がこのルートのように繋がっていたら・・・是非も無い、か・・・。
ちなみに
ノースライナーというのはもう1種類あって
そちらは同じ旭川〜帯広という始終着ですが
美瑛、富良野、狩勝峠、新得と経由していくとか。
1日5往復。しかも最近増発された?
・・・鉄道でもやれたんじゃないか?・・・今から言っても仕方ないけど・・・。
北海道の交通網。
考えれば考えるほど
部品ではなくトータルで考えた方がいいんじゃないかなぁ、と思うのです・・・。
共倒れや立ち枯れになって
全ての交通網がこうはなりませぬよう・・・

では、
再び士幌線跡に沿って戻ります。

2024年10月17日
旧士幌線跡 幌加駅跡 十勝三股駅跡
canonEOS R5 RF24-105mmF4L IS USM

#士幌線
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