大糸北線、飛地の旅

JR西日本

千葉から南小谷まで5時間以上を走破する
令和の現代としては稀な長距離在来線特急
「あずさ3号」を完乗しました。
久しぶりの長時間乗車でしたが、そこは最新のE 353系、
全くの疲れ知らずで雪降る南小谷に到着しました。
さて
ここから再びあずさで帰ってもいいのですが・・・
え?待ち時間2時間半以上???
ちょっともったいないなぁ・・・
ということで
15分接続の大糸線で糸魚川に抜けることとしました。

跨線橋を渡り隣のホームへ移動すると
2連のキハ120が待っていました。
あぁそうか・・・
ここからはJR西日本のテリトリーになるんだった・・・。

そういえば出発前
一筆書きの切符を作ってもらおうと窓口に行ったら
「これだと割引対象にならないですね・・・」
私のこれを見て窓口嬢はそうのたまいました。

最初は「?」と思いましたが
「あ、そうか・・・!」
ここ数年東日本エリア以外に出ていなかった弊害ボケが出てしまいました。
そうそう
南小谷から先はJR西日本の縄張りでした・・・汗
そんな事も忘れてしまっていたとは・・・
試しに南小谷までと上越妙高から先とを5%引きで計算してもらっても
通しで割引なしで買う方が安い、とのことでした。

そんなこんなでちょっと苦労した切符を握りしめての行程です。

キハ120は2連に増結されていましたが
すでに車内は満席!
しかし私の特等席wは空いていました。
そう、ここ。

ワンマン車両の助士席側。
ここから後部展望を堪能します。

南小谷1200、427D定刻発車。

ここからは単線非電化の隘路となります。

軽く吹雪いていて
なかなか2月らしい光景になってきました。
並走する姫川も凍りつきそうな様相です。
長短いくつかのトンネルを抜け

時々忘れた頃に小さな駅に丹念に停まり

お、シャア専用か?(おいおい
3倍のスピードで除雪してくれたりしてwww

トンネルだけでなくスノーシェッドも長大です。
この辺りは地滑り地帯でもあるでしょうから
ロックシェッドも兼ねてるのかも?

日本の地形は思いの外険しいなぁ・・・
平らな関東平野で日々生活していると
この国の姿を忘れてしまいそうです。

走ること約1時間、
えちごトキめき鉄道(旧北陸本線)と合流。

終点の糸魚川に到着です。

あれだけ乗ってた乗客もあっという間に何処かへ霧散。
旅の終わりはあっけないものです。

さて大糸線(大糸北線)、JR西日本の在来線はここで途切れます。
つながってる自社路線は北陸新幹線のみ。
今後こういう形態は増えていくのでしょうか。
新幹線とローカル線、
この奇妙なカップリングが令和のスタンダード
って定義づけられるのに抵抗を感じるのは
全国一体の国鉄時代を知ってる昭和生まれのノスタルジー・・・
なのかなぁ・・・うーん・・・

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