名鉄モ510形との再会、岐阜駅前にて

名古屋鉄道
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2005年に廃止されてしまった
名鉄岐阜市内線。
その廃止前に何度か訪れており
幸いにもポジが残っていて
少し前に当ブログでも紹介させていただいておりました。
過去ポジ・名古屋鉄道
「過去ポジ・名古屋鉄道」の記事一覧です。

その中でも
特徴的だったモ510形。
名鉄岐阜市内線の旅(3)揖斐線直通のモ510形と遭遇
どんな車両にも転換クロスシート、というのが私の中での名鉄の固定観念。特別料金不要でパノラマカーに乗れてしまってたりすると、ますますその感を強くしてました。それを具現化していたようなモ510。最近はロングシート車の方が多いんでしょうか。なんとも優雅な時代を見れていたんだなぁとありがたーくこの写真を眺めております。

撮影は1998年でしたが
この当時も
このカラーリングとスタイルに痺れながら撮ってましたねぇ。

割と最近
何かの時に
そのモ510形がJR岐阜駅前に保存されていると聞き及びました。
その時見た写真は夜景。
ライトアップされた姿が非常に美しく
これは折を見て見に行かねば!
そう思っていたところでした。
社会情勢的には
国内も国外ものっぴきならぬ空気ではありましたが
ちょっと思うところあって
えいやっ!
と、会いに行ってしまいました。

まずはトリックアートとともに。
実は
JR岐阜駅まえでモ510形を見るのは初めてなのでした。
現役当時は
もうすでに交通渋滞の影響が激しく
JR岐阜駅前までの乗り入れを諦め
新岐阜駅前(当時)で折り返して行ってしまうという
そんな場面にばかり出くわしていた
という事情もありました。
・・・今から考えると
粘って撮っときゃよかったなぁ・・・

その憂さ晴らし
というわけでもないのですが
ここに鎮座するモ513をしつこく撮らせていただきました。

サイドビュー。
この車両の特徴がよくわかりますね。
併用軌道上で使用する収納式のステップ。
丸い戸袋窓。
窓から背もたれが見えるオール転換クロスシート。
屋根上に飛び出た前照灯。
そうそう
これが実際に走ってたんだよなぁ・・・。
それがつい昨日のことのように思い出されました。
この線路が新岐阜駅前につながって・・・

さらに徹明町、忠節へと向かっていたんだよなぁ、と。
ちょうど後を継いだであろう同じようなカラーリングのバスたちが
JR岐阜駅前から出発していくシーンと絡めることができました。
さてこのモ513。
丁寧に保存されているのがよーくわかりました。

車内にこそ入れませんでしたが
乗降口脇まで近づける見学台が設置されておりました。
ここからでも十分車内の様子を見ることができました。

メーター類なんか今にも針が踊り出しそうなくらいピカピカ。

車内は1+2配置の転換クロスシートが
中央部を境に1+2と2+1の配置になっていました。
先日引退したキロ283みたいな感じ
といえばイメージしやすいでしょうか。
案内板も実に丁寧なものでした。

こんな感じで配置されています。

さて
次なる場所に向かおうと
ペデストリアンデッキ上に登ってみると
なんともほっこりな光景が。

電車の傍らで寛ぐ方たち。
日常の風景の中に溶け込んでるなぁ。。。
鉄な人らばかりに囲まれるのが能じゃない。
そんなことを実感させられた
名鉄岐阜市内線の保存車両でした。

2022年3月20日
旧名古屋鉄道岐阜市内線 JR岐阜駅前のあたり
canonEOS R5 RF24-105mmF4L IS USM

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