名鉄岐阜市内線。
その廃止前に何度か訪れており
幸いにもポジが残っていて
少し前に当ブログでも紹介させていただいておりました。
その中でも
特徴的だったモ510形。
撮影は1998年でしたが
この当時も
このカラーリングとスタイルに痺れながら撮ってましたねぇ。
で
割と最近
何かの時に
そのモ510形がJR岐阜駅前に保存されていると聞き及びました。
その時見た写真は夜景。
ライトアップされた姿が非常に美しく
これは折を見て見に行かねば!
そう思っていたところでした。
社会情勢的には
国内も国外ものっぴきならぬ空気ではありましたが
ちょっと思うところあって
えいやっ!
と、会いに行ってしまいました。
まずはトリックアートとともに。
実は
JR岐阜駅まえでモ510形を見るのは初めてなのでした。
現役当時は
もうすでに交通渋滞の影響が激しく
JR岐阜駅前までの乗り入れを諦め
新岐阜駅前(当時)で折り返して行ってしまうという
そんな場面にばかり出くわしていた
という事情もありました。
・・・今から考えると
粘って撮っときゃよかったなぁ・・・
で
その憂さ晴らし
というわけでもないのですが
ここに鎮座するモ513をしつこく撮らせていただきました。
サイドビュー。
この車両の特徴がよくわかりますね。
併用軌道上で使用する収納式のステップ。
丸い戸袋窓。
窓から背もたれが見えるオール転換クロスシート。
屋根上に飛び出た前照灯。
そうそう
これが実際に走ってたんだよなぁ・・・。
それがつい昨日のことのように思い出されました。
この線路が新岐阜駅前につながって・・・
さらに徹明町、忠節へと向かっていたんだよなぁ、と。
ちょうど後を継いだであろう同じようなカラーリングのバスたちが
JR岐阜駅前から出発していくシーンと絡めることができました。
さてこのモ513。
丁寧に保存されているのがよーくわかりました。
車内にこそ入れませんでしたが
乗降口脇まで近づける見学台が設置されておりました。
ここからでも十分車内の様子を見ることができました。
メーター類なんか今にも針が踊り出しそうなくらいピカピカ。
車内は1+2配置の転換クロスシートが
中央部を境に1+2と2+1の配置になっていました。
先日引退したキロ283みたいな感じ
といえばイメージしやすいでしょうか。
案内板も実に丁寧なものでした。
こんな感じで配置されています。
さて
次なる場所に向かおうと
ペデストリアンデッキ上に登ってみると
なんともほっこりな光景が。
電車の傍らで寛ぐ方たち。
日常の風景の中に溶け込んでるなぁ。。。
鉄な人らばかりに囲まれるのが能じゃない。
そんなことを実感させられた
名鉄岐阜市内線の保存車両でした。
2022年3月20日
旧名古屋鉄道岐阜市内線 JR岐阜駅前のあたり
canonEOS R5 RF24-105mmF4L IS USM
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