京成金町線、4両編成の牙城

京成

私が京成に一番お世話になっていたのは高校生の頃。
もうウン10年も前のことです。
そのころは特急でさえ4両編成で走ることがありましたが
まぁ
まだ成田空港直下に乗り入れる前でしたからねぇ・・・。
そして時代が流れて
本線系統はみな
6両編成、8両編成が闊歩するようになりました。

唯一4両編成が今でも活躍している区間があります。
金町線。
かつては上野や押上から直通する電車もありましたが
今は京成高砂に本線とは離れた場所に専用ホームが設られて
わずか2キロ少々の区間を往復しています。
ふと
その区間が気になって出掛けてみたのがこの日。
まずは高砂方から撮ってみました。

金町行きの電車は
本線の上にある高い高架ホームから急勾配を滑り降りてきます。
右側に見えているのは
おそらく営業列車は走らないであろう本線との連絡線。
かつてはここも複線の状態で地平を走っていて
本線と平面交差で合流していたのですが
成田スカイアクセスの開業により
北総直通列車を優先するために
盲腸な金町線はちょっと避けてあげた風になってしまいました。
この急な勾配を終端地点から見てみるとこんな感じ。

踏切でギリギリ2本の線路が同じレベルになる感じ。
でもこの金町方で
営業線側は上下方向の緩和曲線のため少し沈み込みます。
分かりますかねぇ?
2本の線路の高さが異なっているのが・・・

そして
もう1つ先の踏切の先で
短くなった複線区間となります。
ちょうど金町から高砂に向かう電車がやってきました。

では
もう1つ金町寄りの踏切に行ってみましょう。

駅間短いですね。
もう隣駅の柴又が見えてきてしまいました。
片渡りのポイントが2つ見えていますが
手前側のポイントを使って
高砂行きの電車が
高架ホームに向かう線路の方に転線してきます。
こんな感じです。

ほとんどの電車が
唯一の中間駅である柴又で上下交換を行い
高砂〜金町を行ったり来たり。
金町駅のホーム延伸ができないので
4両編成に限定された運用。
今の京成で4両運転ができるのは
今や最古参となった3500形と
3600形のあの編成のみ。
今後登場する新3200形は
編成の融通が効く、というような記載があったそうですので
それらがこの最古参を置き換えていくのでしょうか・・・。
そういえばこの日は3600形のあの編成はお休みだったみたいで・・・。
3600形の活躍する姿もぜひ見ておきたい光景ですね。

2022年10月1日
京成金町線 京成高砂〜柴又
canonEOS R5 RF24-105mmF4L IS USM

コメント