深名線、1994年7月の思い出(2)

過去ポジ・深名線の旅・本編

昨日の記事の続きです。
https://railrailrail.xyz/深名線、1994年7月の思い出(1)/
今はなきJR北海道の深名線。
その廃止1年前の夏に旅した時のカットが
ドドンと防湿ボックス1個分出て来ました。
そう
まだデジタルの時代ではなく
フィルムの時代。
幸いカビも生えず色も衰えず
よくぞ残っていてくれました!
というわけでチビチビやっていきます。

まずは深名線の主役たるこの車両から。

キハ53-500番台です。
両運転台でエンジン2台。
なんともパワフルな出で立ちの車両です。
パッと見急行型なんですが
単行で走ってるという
そういう興味深い使われ方をしておりました。
種車はキハ56、足らない顔はキハ27から。
関東在住者にはどちらも馴染みのない型番です。
どちらも北海道用の形式ですもんね。
温暖地に置き換えて考えると
キハ58にキハ28の顔をくっつけた、というイメージでしょうか。
では横っ腹を見てみましょう。


500番台の7号機。
「名寄←→朱鞠内」のホーローのサボ。
あちこちで普通にみられたこんな感じの光景、
撮影から四半世紀経った今では
わざわざ探して行かないと出会えない光景になってしまいました。
LEDの表示よりもサボの方が何かホッとするのは
やはりこの時代を知ってる年寄りだからですかねぇ(苦笑・・・
さて
今度は車内を見てみましょう。

ボックスシートがずらっと並ぶ様は壮観ですね。
これが青いモケットだったら
もう国鉄臭プンプンだったでしょうね(^ ^;;
クーラーはなく扇風機ぐるぐるw。
それでも、全開にできる大きな一段上昇窓を開ければ
それほど暑さも苦にならなかったのでは?。
当時の北海道の夏は
まだ涼しかったイメージがあります、関東に比べれば、ですが。
この四半世紀で気候も随分変わっちゃったでしょうねぇ・・・。
そういえば
昨年2月に道南にほんの数時間だけ上陸する機会がありましたが
雪が全く無くてたまげましたっけ。
今年は大雪のニュースが毎日舞い込んできますが
降りすぎも困りもんですよね。
何事もほどほどがよろしいようで。
というわけで
いよいよ深名線の旅、出発です。
あと何回か続きます!
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1994年7月
宗谷本線 名寄
canonEOS5 EF20-35mmF3.5-4.5 USM

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